東寺(教王護国寺)
鳥羽伏見の戦いの時、新政府軍のうち薩摩軍が本陣を置いたのが東寺です。
1月4日には、錦旗を携えた征夷大将軍・仁和寺宮嘉彰親王も布陣しています。
西郷隆盛は東寺の五重の塔に登り、戦況を確認していました。
木造塔として54.8mの高さは日本一です。
幕末当時は一番高かったため、見晴らしは最高で、約4km南の鳥羽、伏見の戦況は良く見えたことでしょう。
現在では国宝となっており登ることは出来ませんが、西郷どんが登ったと思って見上げるとまた違う感慨がわいてきますね。
内部の仏像等は通常非公開ですが、新春、春、秋などの特別拝観で見ることが出来ます。
また、金堂本尊・薬師如来坐像に、西郷どんも戦勝祈願をしたと伝わります。